米国株のスピンオフについて

IBMのスピンオフでKDか一般口座に入庫することになったため、売却や価格などの算定についてまとめてみた。
なお、今回のIBMスピンオフの件については、特定口座で保有していたIBMはそのままに、Kyndrylが一般口座に入庫するパターンでした。

基本となる損益計算式

[売却額￥]ー[取得額￥]＝（売却単価＄＊株数＊ドル円為替レート）ー（<取得単価＄>＊株数＊ドル円為替レート）

売却単価＄・株数・ドル円為替レート→これらについては、その時の単価や為替を調べるだけ。

取得単価については、割り当ての割合によるため、計算が必要。

<取得単価＄>＝元企業取得単価＄＊割り当て割合

IBMのスピンオフについては、IBM5株に対してKyndryl1株の割り当てなので、

IBM:Kyndryl = 5:1
5*Kyndryl   = 1*IBM
Kyndryl     = 1/5*IBM
Kyndryl     = 0.2*IBM

よって、<取得単価＄>は、

<取得単価＄>＝<IBM取得単価＄>＊0.2

また、今回のケースではIBMはそのまま特定口座保有で、単価の調整はないということなので、素直に<IBM取得単価>は、外国株取引画面（Tradestation）に表示されている単価を使用する。
仮に一般口座に入庫されても、特定口座払出通知書が発行されるので大丈夫のようですね。おそらく、このときは、取引画面などの単価表記がゼロとかになるのではないかと勝手に予想してみる

ドル円為替レート（公示レート）は、以前の確定申告で使った、三菱UFJリサーチ＆コンサルティングのサイトを参照することにする。
過去分の為替レートが割と長期間確認できるというのもGood
取引の書類が交付されたりとかしてたらそれでしょうね。→今回のケースでは書類の交付無いそうです。

現地時間の11月3日クローズ後に割り当てがあった

https://note.com/okeydon/n/n7388ab3626f5

https://nico-blog.com/pfe-spin-off-how-to-adjust-cost-of-stock/

https://info.monex.co.jp/us-stock/guide/tax02.html

界隈では、情報が錯綜している風に感じていますが、毎度ご贔屓マネックス証券にて、次のような記述がありました。

購入時の円換算した受払金額の算出方法 -> （米ドル建ての購入時の受払金額）×（購入約定日のTTS為替レート）

こういうことであれば、そんなに難しくはないのかなと思いました。

Q.（FAQより）「原則として、保有していた親会社の株式の口座区分は変更されない」とのことですが、特定口座で保有している株式の口座区分が変更されるのは、どういった条件で発生するのでしょうか。 また、IBMのスピンオフが発生しますが、これを特定口座で保有していた場合に、口座区分の変更はあるでしょうか。

A.親会社の株式の口座区分が変更される条件ですが、ケースバイケースのため明確なご案内ができません。今回の【IBM】のスピンオフにつきましては親会社の口座区分の変更はなく、入庫される【Kyndryl Hodings Inc】は一般口座での取扱いとなる予定です。

※そのままか一般に入庫されるのかなどはケースバイケースなので、気になるなら問い合わせると教えてもらえるようです。

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Q.スピンオフが発生して、特定口座で保有していた親会社株式の口座区分に変更がなく、引き続き特定口座での保有となった場合、単価の調整などは行われるのでしょうか。

A.親会社の単価調整はございません。

※スピンオフで切り離されるので、ちょっと気になったので聞いてみました。特定口座で保有してる限りでは、実際に株数が減ったわけでもなく、株式保有データ上の変化はないので「余計なことはできない」というのがあるかもしれません。まあ、特定口座にある限りはちゃんと計算してくれるので大丈夫でしょう。

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Q.スピンオフにあたり、取得原価等の記載された書類の交付はあるのでしょうか。

A.親会社の口座区分に変更があり、一般口座に払出された場合には、特定口座払出通知書にて取得価格の確認が可能でございます。なお、スピンオフにより取得した株式の取得価格を証明する書類はございません。

※親会社も、スピンオフした企業も一般口座に入庫された場合を想定。特定口座から払い出されれば通知書交付があるようです。すると、スピンオフ時点での親企業の単価が分かるので、割り当ての割合などから計算ができるので行けそうです。親会社が特定→一般に払い出されなければ通知書なしで（上のQAにあるように）単価調整も無し、と。

IBM株式を特定口座でお預かりしていた場合は特定口座、非課税口座（NISA）の場合は非課税口座にてお預かりを継続します。
Kyndryl株式は、IBM株式を特定口座や一般口座で保有されていた場合は一般口座に入庫します。非課税口座で保有されていた場合は非課税口座に入庫します。
当該スピンオフに伴って発生した1株未満の株式は現地保管機関での処理が確認でき次第速やかに国内での処理を行います。IBM株式を課税口座で保有されていた場合、Kyndryl株式は配当所得扱いとなるため、課税対象となり、源泉徴収は端数株式処分代金の入金時に行います。すべての処理の完了まで二週間程度のお時間をいただく見込みです。

※配当金が現物支給的な感じ。現金は貰ってないのに源泉徴収。てか、処理に2週間かよ。

IBMを、源泉ありの特定口座で保有していたため、IBMの配当扱いとなるキンドリル割り当てに対する課税（源泉徴収）のお知らせが交付されました。 入庫時の為替や単価など記載がありましたので、売却があれば実質これを利用して計算・確定申告ということになると思います。